「大雪山」ってどう読むの


上川町役場によると,国立公園の正式名称は「だいせつ」ですが一般には「だいせつ」「たいせつ」のどちらも使われているそうです。黒岳ロープウエイには「だいせつ」と書いて有りますが,層雲峡には「ホテルたいせつ」なんてのもあります。広辞苑では「だいせつざん」と濁っています。

地元の方の報告では「たいせつ」と濁らないことが多いそうです。なにやら,旭川市が昔観光地として売り出したときに「たいせつ」と呼んでそれが全国的に広がった,という話も伝わっています。

2006年7月19日の北海道新聞夕刊に以下のような説明が出ていました。

  • 松原岩五郎が明治時代に記した「日本名勝地誌」が,大雪山の名が登場する最初の文献であり,「だいせつざん」とルビが振ってある
  • 1934年に国立公園に指定されたが,登録名は「だいせつざん」
  • 旭川市民が暮らしの中で使う場合,発音し易いためか「たいせつ」が大半を占める。旭川東高校の校歌は「たいせつはるかに....」。住所表記では1969年に大雪通(たいせつどおり)が誕生し,行政のお墨付きも得た。
  • 上川支庁の地域活性化戦略では,論議を重ねた末「たいせつ」に決めている

松原岩五郎さんとは,鳥取県出身で「日本人初のルポライター」と呼ばれている方だそうです。さらに調べてみると,ふるさとの鳥取の大山によく似たその山に,雪に覆われた「大山」という意味で「大雪山」と名づけた,とも伝えられているそうです。

ということで,ホテルなどの施設名はともかくとして,こと山に関していえば「だいせつ」が正しい読み方だと思えます。


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